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余市のドメーヌ・モン 山中さんに会いに行ってきました
ブドウの収穫は数日前には終わっていたのですが、約束していた時間16時より到着が少し遅れてしまい、山中さんワイナリー内で仕事をしておられました
遅くなって申し訳ありません
ちょうど、ナイアガラをプレスしているところで、ワイナリーの中はとても良い香りが漂っています
そんな仕込みのお忙しい中、山中さん自らブドウ畑の案内とワイナリーの案内をしてくださりました
約1.8haの畑にはピノ・グリのみ4年目〜1年目の樹が植樹されているそう
苗木屋さんから購入した苗が基本で、中には自根のピノ・グリも植えてあるとのことです
厳しい有機認証を取っておられて、畑の訪問には普段は靴にビニール被せて歩くのだとか
1番初めに植えた4年目のピノ・グリ
ブドウを支えるワイヤーなども鉄を使わず、自然に優しく配慮されているようです
標高は30〜50m、
1番高い場所で、タカヒコさんの畑の低い場所に近いとおっしゃっておられました
山中さんが目指すピノ・グリは日本の様々な食材お料理と相性が良く、寄り添うような優しく飲み口の良いワインです
ご実家が御茶屋ということで、お茶の実と葉をそれぞれワインのラベルや看板をドメーヌのモチーフとして表現されています
昨年2018には初収穫されたピノ・グリ、今年で2回目の収穫
見晴らしが良く最高の立地で、風抜けが良いためか思ったようにボトリティス(貴腐)がつかなかったようで
思うように貴腐が付いてこれば、より山中さんのイメージする理想的なワインに近づくのかもしれませんが、現時点でも山中さんのお人柄がワインに溶け込んだかのように優しく、今でも十分過ぎるぐらいに美味しいワインです
醸した白ワインといえば良いでしょうか
有機栽培で育てたブドウを野生酵母にて発酵、無補糖、無補酸、無濾過、無清澄、亜硫酸無添加(ワインによっては少量の添加)で醸すワイン
ワイナリーには樹脂製タンクの容器と、樽は新樽を使用していますが、水で何度か洗って香りが付きすぎないように工夫しておられました
新しいプレス機も素敵、
到着した際に絞っておられたナイアガラはおそらくモンぺになるものかと思います
今年は余市を含め、北海道は一般的にかなり良い作柄のヴィンテージになるかと思いますが、モンぺの原料となる契約農家さんのナイアガラなどは減ってしまったらしく、みんな大好きペティアンの生産量は減少するかしれません
ただし、自園のブドウで造るドメーヌのワインがいよいよ、初リリースされるということで、とても楽しみでワクワクしますね
ドメーヌ・モンのお隣はカーヴ・デクラさんと、向い側にランセッカとワイナリーがひしめいています
日本海側にはヒロツヴィンヤードを見渡せられる絶景
見えにくいですが、垂直に立てられた支柱は今後年数を経て斜めにされる予定で、ブドウの樹を支える大事な物
出来上がるワインが、楽しみです!