余市登町ドメーヌ・タカヒコにて
収穫するのは健全なブドウと、ボトリティス(灰カビ)貴腐ブドウに分ける、慌てて怪我をしないこと等(渡される摘果鋏は切れ味が良く間違って手を切ってしまうことがあるので)十分気をつけましょう
およそ13系統のピノのクローンの樹が植えられている
収穫のタイミングが終盤だったので、お伺いするスケジュールとか収穫もしかしたら終わってんじゃね?と心配しておりましたが、
知り合いからは、今年は豊作なのでたぶん大丈夫やと思う、と聞いていたのでひと安心して訪れました
今年は開花時期の天候も良く、ヴェレゾン期も
順調で、ただ収穫までに、湿度が影響し、灰カビが蔓延するように、なるべく早く収穫を終えたいというのが生産者としては本音かと思いますが
友人から頂いた写真と、ありがとうございます
休憩タイムに
タカヒコさん自ら丁寧な説明と、質問に応じてくれます
今回は余市系と呼ばれるいずれは切ってしまう列で、樹と樹の間にはスイス系統のクローンを新たに植えてあり植え替えの作業が進められていました
30年前など、北海道に持ち込まれたブドウの樹(ピノ・ノワール)はなかなか実をつけなくて、その中でも育ちの良いものが選抜され、例えば木村系と呼ばれるものなど、生き残っていくのだが(これも生産者農家さんの努力の賜物、血と汗と涙、苦労してようやくココまで)、病害のリスクなど簡単には苗木も手に入らないそうで、
畑が山と谷にある場合(ドメーヌ・タカヒコはその例ではありませんが)山からは自然界の動物が来たりとかなり苦労をすると
それと別の話かもしれませんが、ピノ・ノワールのみを栽培していくそのリスクもうかがい知れることかと思います
冬に降り積もる雪がブドウの樹を凍害から守ってくれること
目標とする収量の話、畑の管理、ビオディナミではなくビオロジック有機栽培、やはりフランスのブルゴーニュとは違う為(積算温度は近いが、最近は温暖化の影響からか少しずつ上昇傾向にあるとのことです)そのようにしている(銅を少量使うなど)
と、かなり専門的な話しが飛び交う中、こういった内容は大好物です 全然飽きさせません 凄い
昨年よりも今年は収量が見込めるとのことで
ブドウは糖度が高く、ポテンシャルアルコールは13度を超えるのは心配ではあるが、余市のその先を見ることが出来る楽しみなヴィンテージ
貴重な時間をたっぷりと堪能
この日の後にも、収穫があと2日ほど残っていて、その頃までにブドウを残しておかなければならない?為、余り頑張って採りすぎでもよくないのでしょう
今の形で例えばあえなく貴腐が付いしまった葡萄を選別する作業など、ブラン・ド・ノワールを造れるのも、沢山の方が手伝ってくれているからこそとタカヒコさんは仰っておられました
とにかく、ワインが美味しいということ以上に、いつまでも延々とお話しができる、ハンパない知識と経験が、その揺るぎない言動は、ひとつひとつにちゃんと意味があり、問題が生じた時のその時の行動力でありブレない信念であり、曽我貴彦という偉大なヴィニュロンだと改めて実感しました
ひと通り作業をしたらお昼休憩
とても開放的です、気分が良く気持ちEeee!!!!!
向こう側には日本海
方角は北から南にブドウの樹は植えられていて、標高は50m程ありブドウ畑は広く2.5haほど植樹、個人の感想では、一面がブドウ畑で、畑が所々に点在してないことは管理の面に置いても素晴らしいと思いました
ドメーヌでは絶対に飲めない貴重なビールを知人が、差し入れしてくださいまして
ドメータ・タカヒコで育てたホップを使用したIPA
どこをどうやったら買えるのでしょうか?笑
違う畑で違うワイン 笑
変化球というか反則技な差し入れどうもありがとうございます
どちらもお酒ではありますが、身とココロに沁み入ります
お昼ご飯を済ませて
午後ものんびりと収穫の作業お手伝い
勝手にタシーロしてごめんなさい